モデルルームの現場の足場が外れました。

裏側からのアングルの写真です。
モデルルームの現場の足場が外れました。_d0297177_7134022.jpg


裏側といっても住宅展示場のアプローチの部分からです。
以外と目につかないアングルですが、
とてもきれいな外観に仕上がっています。

とくに近所の牧歌的な風景と馴染んでいる感じも
とてもよいです。
展示場からの景観よりも、
こちらの外部からの景観のほうが馴染むような気もします。

外壁の左官(白の壁の部分)のやわらかな風合いや、
レッドシダーの自然な風合いが
周囲の景観と馴染んでいるようにみせるのだと
思います。

窯業系のサイディングの外壁の建物とは、
一味も、ふた味もちがった印象です。

住宅展示場のモデルルームですが、いずれは、
人に住んでほしい建物です。
分筆して販売できるのかなとか、
でも接道条件が無いかな、、、、など
いろいろ考えてしまいます。
# by shimada1217 | 2015-10-27 07:14 | 建築 | Comments(0)

外壁の二重構造、通気胴縁

通気胴縁です。

外壁の二重構造、通気胴縁_d0297177_223413100.jpg

外壁の二重構造、通気胴縁_d0297177_22343428.jpg


壁の内部の湿気を逃すための空気の層を通す部分です。
外壁は二重構造になっていて、その二重の間に空気層があり、
外壁の下の方と上の方で空気層の入り口と出口
があります。

住宅において最近は一般的になってきた工法です。

なぜ必要か。
通常室内はたくさんの湿気がある状態が多く、
その湿気は、壁をとおりぬけて、
外部へ放出しようとします。
ですので、壁内部でもたくさんの湿気が
ある状態になります。

冬場は壁内部で結露を起こして、
カビの発生のもとになり、かつ壁内部の結露により、
断熱性能がかなりおちることになります。
また、木造の柱の水分や、隙間からはいってしまった水分を
乾燥させる役目もあります。

木造は湿気でだめになりやすいです。
ですのでこの通気層は木造の構造を常に乾燥状態を保つため、
住宅の耐久性をあげるための重要なシステムです。
# by shimada1217 | 2015-10-18 22:36 | Comments(0)

山小屋建築

少し前に山小屋建築をみに山へ行ってきました。
建築家、今井 兼次の作品です。
山小屋建築_d0297177_22271181.jpg


北アルプスの燕岳にある燕山荘という山小屋です。
標高2700mにある山小屋。
年中、雪や、風にあおられ、人が生活することは到底
厳しい自然環境の中に佇む建築物です。
昭和12年の完成。人力による資材の運搬。

屋根や外壁、一切の無駄のない建築物。
質実剛健な建物という表現が適切でしょうか。
山小屋建築_d0297177_2227386.jpg


でも内部には、レリーフのある梁や柱豊かな空間が広がります。
山小屋建築_d0297177_22275090.jpg


そしてこの部屋はとてもよい空間です。
山小屋建築_d0297177_22294273.jpg


柱について建築談義している私、島田とその建築仲間。

燕山は北アルプスでは入門的な山。
小学生もいました。
山荘自体も、清潔で、食事もおいしいです。
お酒もあります。
もう山は冬ですが、
興味あるかたは来年以降もぜひおすすめです。

そして、紹介します。
大学時代のお世話になった先輩が執筆した本。
山小屋建築_d0297177_22292139.jpg


読みやすく、綿密な調査結果、説得力もあり、
特殊な山小屋建築を読み解く素晴らしい本です。
# by shimada1217 | 2015-10-18 22:33 | 旅行 | Comments(0)

とある計測器

何をはかる計測器でしょうか?
とある計測器_d0297177_001480.jpg









照度計です。
照度(明るさ)を測る機械です。


明るさは感覚的なものですが、
数値的にも把握することはとても重要であり、
かつ、体感的にも覚えたいと思い購入しました。

照明計画の際にあると便利です。

部屋のなかをもってうろうろすると、
明るさによって数値がいろいろ変ります。
とても面白いです。
見えないものが数値化される楽しさです。

400lx (ルクス)
食卓の上や、調理台の上など、ちょっとした
作業に必要な照度です。
ちなみに、高齢者では、2倍から3倍の
照度が必要になります。
# by shimada1217 | 2015-10-15 00:02 | 建築 | Comments(0)

石膏ボードのビスをきれいに施工


石膏ボードのビスの写真です。
石膏ボードのビスをきれいに施工_d0297177_23552818.jpg



石膏ボードとは内装の最も一般的な
下地材です。
木の下地に丁寧にビスで泊められています。
このあと、パテで、表面を平滑ににして、
クロスや左官で仕上げていきます。
構造的にも重要ではなく、多少、
いびつやピッチが荒くてもさほど問題はありません。

そういった部分であっても、
丁寧に一つ一つビスが打ってあること。

言葉以上に、
施工者の建物に対する気持ちがとても伝わる部分です。
# by shimada1217 | 2015-10-14 23:56 | 建築 | Comments(0)


日々の出来事・日々想ったことを綴っています。


by 島田義信

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