猪俣邸見学

和室の実物での勉強をするために、世田谷の成城にある
猪俣邸へ行ってきました。
数奇屋の巨匠、吉田五十八氏による設計です。
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通常の和室の直線的でキレのある印象の空間に対して、
やさしく、やわらかい印象の空間が特徴です。
モダンな数奇屋建築といわれていたりします。
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現在進行中の、物件の和室を、
そんな雰囲気にしたいと考え、実物を見る必要がありました。

平日なので、人はいなく、とても静かです。
ボランティアガイドがとても親切に案内してくれます。
(この建物をこよなく愛する方々でした。)

建物だけでなく、回遊式庭園も魅力です。

写真に、スケッチに・・・3時間。
自分の家のように歩き回っていました。
見るとこ見るとこ、本当に配慮の行き届いた
こまかい設計がなされています。
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今日は、幸か不幸か雨。
雨の日こそ、詳細部分の設計が試されます。
そういった意味でも新たな勉強になりました。
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土日も開園しています。

一般の方でも、普通に、癒される、建物そして庭です。
気になる方はぜひ訪れてみて下さい。
ゆっくりとした時間をすごすことがとても気持ちよいです。


あと、この名邸は募金や区の補助による財団法人、そして、
その建物に魅力を感じたボランティアの人々
よって成り立っています。一つの建物の保存方法です。
# by shimada1217 | 2013-06-13 22:50 | Comments(0)

内装の下地工事

S邸新築工事は、
外装は左官工事を残すのみで、
これから内装工事が本格的に始まります。

断熱材の施工や、手すりや、取り付き家具の
設置の下地など、現場は大忙し日々が続きます。
仕上げ寸法ありきの下地工事なので、
3次元で頭を使います。
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完成後には隠れてしまうところなので、
そういった箇所の工事がいまが一番多いので、
しっかりと監理しなければなりません。
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質問もたくさん当然でてきます。
即答したり、待ってもらったり。
なかなかせわしいです。

でも、たくさんの質問があるということは、
とてもいいことだと思ってます。
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# by shimada1217 | 2013-06-12 12:04 | 建築 | Comments(0)

見切り

S邸新築工事は内装、外装下地工事
で大忙しです。

建築の施工現場にて
壁と天井、床と壁、異素材同士のぶつかるところには、
見切り材が必ず入ります。
巾木とか廻り縁とかです。

施工のしやすさ、今後の使用状況などを考慮
すれば必須と言われますが、
見た目の問題があります。
いかに目立たなく見せるか、もしくは、本当に
見切りは必要なのか。

施工サイドと設計サイドの葛藤です。

でもこの葛藤があるからこそ
よりよい建物になるのではないかと
考えています。


今日は外壁の杉板を貼る工事が始まりました。
スリットをいれて継ぎ目がわかりにく
いようにしてあります。

その出隅の部分でちょっとした
葛藤がありました。
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# by shimada1217 | 2013-06-07 22:26 | 建築 | Comments(0)

森美術館 LOVE展

森美術館で開催されているLOVE展へ行ってきました。
「愛」をテーマにした作品をあつめた作品展で、
各アーティストの「愛」というキーワードに
たいしての考え方が作品化されています。


頭のかたい自分、アート慣れしていない自分にとって
難解な作品も多かったでした。が、
展示の後半にあった二つの作品がとくに印象的でした。

一つ目は草間弥生の作品
よく、屋外の展示物として、水玉模様でおおわれた
物体の作品は多いのですが、ここでは、
空間、部屋全体が、水玉模様の作品。
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壁面が鏡で部屋全体に水玉模様が広がっています。
「愛」との関連はなかなかわかりにくかったのですが、
独特の、異様さと、どこか水玉模様の愛らしい空間です。
これほど、作家とその作品性が一体に感じるのはまた魅力です。

二つ目は、「初音ミク」のライブ模様の映像。
架空のアイドルのライブとそのライブを楽しむ
オーディエンス。
そこにも存在する立派な「LOVE」
「初音ミク」とは名前は聞いていたことがありましたが、
まじまじとみるのは初めてでした。
仮想空間上の女性ですが、
どこか不思議で魅力に感じます。

この展覧会の最後の展示が「初音ミク」
ということに、この展覧会の意義というのを
感じます。
架空の人物に対する「愛」という現象
が近年、テクノロジーによって起きているけど、
そもそも、「愛」ってこと自体、架空の
のものに対することなのかも。と。
「初音ミク」というのは、現象としては最新のことだけど、
本質的にはむかしからあることなのではないのかなと。


本日は、たまたま、水玉模様のシャツをきて、そして、昼は、
電気屋に用があったので、秋葉原にいました。
偶然の一致でした。

この展覧会は9/1まで開催されています。
気になる方はぜひ!

森美術館の近くの21_21 DESIGN SIGHTで行われている
「デザインあ」展。最終日で、じつは、すいているかな
と思い、閉館1時間前についでにたちよるも、
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すごい行列。こりゃ無理。
# by shimada1217 | 2013-06-02 22:57 | Comments(0)

部材寸法は3の倍数で

今週は、外壁の下地工事が行われています。
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外壁には柱と外壁の仕上げの間に、
通気層とよばれる空気の隙間を
設けています。
これは、壁内分を常に乾燥状態にするためです。
それにより、木の柱の持ちが全く異なってきます。
気密性の高い最近の住宅ではとて大切なディテールだと
考えています。

そして、その通気層を設けるためのスペーサー。
いわゆる、通気胴縁が
20mmか21mmかという話。
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建築の部材の規格は通常3の倍数で作られています。
尺や分そして、間などむかしながらの単位も
3の倍数です。
ですので、通気胴縁も21mmならば規格であるけれども
20mmとなると、わざわざ加工し製作
しなければならなくなります。

設計段階ではそこまで、配慮がいきとどかず、
ぼくの設計図の指定は20mm。ですが、今回の計画では
20mmを21mmとしたとしても、その1mmでとくに、性能が
かわるわけでもありません。

ですが、設計図は優先されるため、その手間をかけて、加工し
20mmの部材で納入されます。
(そしてお金もかかります。)

材料屋さんに、ひとこと。
「部材は3の倍数でお願いします。」いわれました。
以前にも雑談のなかで、おそわったことだけに、
耳が痛かったです。

師がいなくなった今、そういった言葉は痛いですが、
とてもありがたいです。
# by shimada1217 | 2013-05-29 23:40 | 建築 | Comments(0)


日々の出来事・日々考えたことを綴っています。


by 島田義信

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